2020年3月22日日曜日

読書環境

今日読んだ本、「ファインマン物理学」を読む 普及版 力学と熱力学を中心として (ブルーバックス) (竹内 薫(著)、講談社)の感想。

以前、「ファインマン物理学」を読む 普及版 電磁気学を中心としてを読んで、ファインマン物理学自体も読んでみようと思っていたら本著を発見。そして、ファインマン物理学の邦訳は5巻から成っていて、1巻目は力学だったこともあって、ファインマン物理学を全巻せっかく読むなら第1巻から順番にようのがいいかと考え、力学を中心とした本著をファインマン物理学を先に読んでみることに。もしかしたら、巻数の番号は分野、分類が違うだけで、特に順番に読む必要はないのかもしれないけど。

以前読んだ電磁気学を中心としてより本著の方が読みやすかった。内容が簡単、難しい、あるいは文章が分かりやすいとかいう理由ではなく、自分自身の興味、関心と合ってた、相性が良かったからかも。

合ってたと感じた理由の一つは、数学の話がすんなりと理解できるような内容、分野だったから。物理学のどの分野も数学の密接に関連しているのはもちろんだけど、特に馴染みのある数学の分野との関わりが深かった印象。

具体的には、最初の方の古典力学、ニュートン力学で出てくる数学は、解析学の微分積分の分野で馴染みがあるものが多かったから。微分積分の発展にニュートンやライプニッツが大きく関わっているから当然といえば当然なことだろうけど。

また、三角関数、正弦と余弦、フーリエ級数などの話も数学で馴染みがあるからその話についてはスラスラと読み進めることができた。他にも指数関数やその微分積分などの話も。

その他に本著の方がより楽しく感じたのは、量子コンピューターについての話があったから。量子コンピューターといえば、最近話題に成ったりニュースで見かけたりしたこともあったり、また、量子コンピューター関連の本をいくつか読んだということもあったから。現在、ある程度実用化されてたり、近い将来実用化されるかもしれないものを、かなり前に理論上ではあるものの発案してたことで、あらためてファインマンさんて凄いなぁなんて思ったりもした。

ということで、数学や量子コンピューターなどについて、既知のことと関連しながら本著を楽しく読み進めることができて良かったし、また、ファインマン物理学」を読む 普及版 電磁気学を中心としてを読んで以上に本著が面白く感じたから、ファインマン物理学を第1巻の力学から順に読んでいくことにする目安になって良かった今日この頃。

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