2020年1月26日日曜日

読書環境

今日読んだ本、いやでも物理が面白くなる〈新版〉 「止まれ」の信号はなぜ世界共通で赤なのか? (ブルーバックス) (志村 史夫(著)、講談社)の感想。

書名のいやでもが気になったけど、本著を読んでみることに。気になったのは、いやでも数学が面白くなるを読んだときの理由と大体同じ。

内容は、日常的なことや、日常になくても想像しやすいような例、不思議なことなどを物理学の観点から解説という感じ。そして、その物理学の解説後に再びそれを応用した日常的なこと、身近なかことへの応用例みたいな話もあったり。他にも、映画、SFのようなワクワクするようなことを物理学で考えたりといった感じ。

なので、面白くなるというのは、順番が逆だからかなぁと感じた。物理学を学ぶ中で少ない日常的な事柄の例をあげるというようり、多くの日常的、身近なことから物理に触れるという順番。

面白さを重視してるのかと思って、物理の話はある程度簡単な話、難易度の高い話は省略してあるのかもと想像してたけど、そんなことはなかった。物理の話も詳細で丁寧な印象だった。面白さを伝えるために数式、方程式等が省略されているということもなかった。

また、物理の話について、その事柄の理論、科学的な話だけではなく、歴史は発見までの経緯、様々な登場人物についての話もあった。なので、読み物としても面白かった。

文章については、著者がとても物理が好きで、楽しそうに解説してくれているような印象を受けた。このことが、特に物理の話についてちょっと難しいと感じるような箇所も多かった中、興味深く読み進めることが出来た理由の一つ。

元々物理が好きだから、物理がいやで仕方ない人が本著によって物理が面白くなるかどうかは分からないけど、実際に読めば少なくとも一つ以上は興味がある箇所を見つけられそうな気がした。物理のいろんな分野の話があり、また、それぞれに多くに日常、身近な、または想像しやすい例があり、解説について難しく感じることもあるかもしれないけど丁寧だから。また、元々物理に興味があるという人も、本著にも十分な解説があるけど、さらに進んだことが知りたいという人のために、各章の最後に、さらに深く知りたい人のためへの参考図書も紹介されてるから、より深く理解するためのいいきっかけになりそう。

ということで、元々いやではなかったものの、物理の読み物として面白かったり、また、いくつかより知りたいと思える分野もあったから、紹介されていた参考図書を読んでみて、さらに物理が面白くなるといいなぁと思った今日この頃。

0 コメント:

コメントを投稿