2019年9月1日日曜日

読書環境

今日読んだ本、はじめてのギリシア神話 (ちくまプリマー新書) (松村 一男(著)、筑摩書房)の感想。

これまで漫画や映画等で、ギリシャ神話から取ってきたっぽい名前や用語が出てくるたびにそれが本当にギリシャ神話を参考にしたものなのか、もし参考にしたならギリシャ神話自体ではそれがなんなのか興味はありつつも、実際に漫画や映画等を楽しむのには知らなくても十分だったし先送りに。実際にギリシャ神話を読むのも大変そうなのも先送りにしてた理由の一つ。そんな中、本著を見つけてギリシャ神話の本そのものを読むより気軽そうだから読んでみることに。

実際に読み進めていくと、以前に漫画や映画等で出てきたような用語、神々や人物、生物等について色々記述されていて、目的を果たせて十分満足。文章もとても読みやすい感じだった。もちろん、今まで読んだり観たことのある漫画や映画等に全てのギリシャ神話の登場人物等が出てくるわけではないから、これまで触れたことがないだろう用語、神々や人物、生物等についても知ることができて、目的以上のことを得られたのも良かった。

用語等に関係なく、ギリシャ神話自体の面白さも知ることができた。それ以外も、ギリシャ神話の内容とは直接は関係ないけどいくつかの英語の単語の語源等の話なども飽きることなく読み進めることができた理由の一つ。他にもところどころ出てくる日本のこと、日本の神話等の比較も理解を助けてくれるる要因だったり。

気になったこととしては、ところどころ出てくる日本の話との比較で日本の話で知らないことが結構あったということ。これは本著ではなく自分自身の問題だけど。考古学から学ぶ古墳入門を読んだ時にも思ったことだけど、自国のことを知ることは大切だなぁということを再認識。

ということで、これからは漫画にギリシャ神話からの用語が出てきたとき、その用語についてこういう理由でこの用語を漫画で使っている、登場人物の名前とかに使っているということ、あるいはギリシャ神話から取ってきただけでなんの関係もないということが理解できたりして、よりその漫画や映画等が楽しめそうだし、また、ギリシャ神話にまつわる現代にも残る遺跡、建築物等にも興味を持って観光とかで行きたいなぁと思ったから、本著を読んで少し世界が広がった気がして嬉しくなった今日この頃。

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