2017年10月16日月曜日

学習環境

集合・位相入門 (松坂 和夫(著)、岩波書店)の第1章(集合と写像)、4(写像に関する諸概念)、問題10を取り組んでみる。


    1. bを集合Bの任意の元とする。

      g(b) = cとする。

      合成写像は全射なので、集合Aのある元aが存在して次のことが成り立つ。

      ( gf )( a )=c g( f( a ) )=c g( f( a ) )=g( b )

      gは単射なので、f(a) = b。よって、fは全射である。


    2. b1、b2を集合Bの任意の元とする。

      g(b1) = g(b2)と仮定する。

      fは全射なので、集合Aのある元a1、a2が存在して、f(a1) = b1、f(a2) = b2が成り立つ。

      よってg(f(a1)) = g(f(a2))が成り立つ。

      合成写像は単射なので、a1 = a2が成り立つ。

      ゆえに、f(a1) = f(a2)。

      以上より、b1 = b2となるので、写像gは単射である。

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