2020年4月20日月曜日

学習環境

ラング線形代数学(上) (ちくま学現文庫)(S.ラング (著)、芹沢 正三 (翻訳)、筑摩書房)の4章(線形写像)、4(核と像の次元)、練習問題3の解答を求めてみる。


  1. V の基底を

    v 1 , , v n

    とする。

    v を V の任意の元とし、

    v = k = 1 n c k v k

    とおくと、

    F v = k = 1 n c k F v k

    よって、線形写像 F の像は

    F v 1 , , F v n

    により生成 されるベクトル空間である。

    よって この次元は n 以下である。

    また、問題の仮定より、

    n = dim V < dim W

    である。

    ゆえに、 問題の線形写像とは全射ではありえない。

    (証明終)

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