2020年4月4日土曜日

読書環境

今日読んだ本、王家の遺伝子 DNAが解き明かした世界史の謎 (ブルーバックス) (石浦 章一(著)、講談社)の感想。

書名の遺伝子というのに目が止まったから本著を読んでみることに。王家の部分にはそんなに興味なかったり。なので、本著をきっかけに遺伝子から王家について、少しでも興味、関心が湧けばいいなという期待も。

読み終えてみると、王家と関連する話、直接は関係ない話も含めて、遺伝子の話がかなり多く、それが中心だった感じ。王家と直接関係ない、遺伝子の科学的な話の割合がかなり大きかった印象。科学的な話の中には病気と遺伝子の話や、遺伝子組換え食品等の話も。

なので、最初に書いたように遺伝子に目が止まって本著を読むことにしたから、ちょうどいい内容だった。自分自身にとっては、王家とは関係なく遺伝子の科学的な話、そして、王家を通して遺伝子について知るいい一冊になった。

逆に、王家のみに関心がある人にとっては、しっかりと理解をするのには必要なことなのかもしれないけど、それでも遺伝子の話がちょっと多いのかもしれないとも感じた。この辺については元々王家の歴史、史実について詳しいわけではないからよく分からないところではあるけど。

ただ、遺伝子により意図的に書き換えることができない、隠蔽できない真の歴史を遺伝子、DNAによって知ることができるのは王家に関心が強い人にっても面白い話かも。また、それをきっかけに遺伝子そのものの科学的な話にも興味を持つきっかけになるかもしれないし。

ということで、本著のおかげで王家の話、歴史の話を通して実際にイメージしながら遺伝子について考えることができて良かったし、逆に、遺伝子の話から王家や歴史、真実の話について、これまでよりは興味、関心をもつきっかけになって良かった今日この頃。

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