2020年3月27日金曜日

学習環境

ラング線形代数学(上) (ちくま学現文庫)(S.ラング (著)、芹沢 正三 (翻訳)、筑摩書房)の4章(線形写像)、2(線形写像)、練習問題14の解答を求めてみる。


  1. S を

    n

    の任意の凸な部分集合とする。
    P、 Q を S の線形写像

    L : n n

    による像の任意の2点とすると、 ある S の元 A、 B

    が存在して、

    L A = P L B = Q

    である。

    P と Q を結ぶ線分について。

    0 t 1 t P + 1 - t Q = t L A + 1 - t L B = L t A + L 1 - t B = L t A + 1 - t B t A + 1 - t B S

    よって、 P と Q を結ぶ線分上の点は L による S の像の元である。

    ゆえに、凸集合の線形写像による像は凸集合である。

    (証明終)

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