2020年3月9日月曜日

読書環境

今日読んだ本、 気象と戦術 天候は勝敗を左右し、歴史を変える (サイエンス・アイ新書) (木元 寛明(著)、SBクリエイティブ)の感想。

暑かったり寒かったり、異常気象という言葉を毎年見聞きするような気がするからか、書名の気象に目が止まったから本著を入手。ただ、気象という言葉から胃に気を取られて戦術という部分を気にしてなかったから読むかどうか迷ったけど、せっかく入手したから読んでみることに。

迷ったのは、気象の話だと思って読み進めていって戦争の話だったら思ってたことと違うなぁとか思ったから。気象のみの話なら興味深い話だけど、戦争の話となるとまた違った心の準備が必要だったりするし。というのは、普段は読書は主に楽しみのためだけど、戦争の話となると、ただ楽しむという感じにもならないから。

実際に読み進めると、気象と戦争の関係、影響などの話の割合がほとんどだった。なので、どうしても戦争の話が苦手だという人は避けた方がいい一冊かも。

楽しくとはいかなかったけど、それでも興味深く読むことはできた。その理由の一つとして。ある程度の想像はしてみたものの、想像以上に気象と戦争に関連、影響があるということを知ったから。

興味深かった内容は、書名に戦術とあるように、気象、天候を上手く利用したり、天候のせいで上手くいかなかったりといった話。また、日本に住んでるからあまり体験しないような過酷な気象条件下での戦術の話、極度に暑い地域や寒い地域にの話など。また、偶然ではあるけど、今流行っている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関連するような、伝染病、パンデミックに関する話も割合で考えると少しだけどあってちょうど良かった。

また、気象と戦術の話だけではなく、気象そのものの話もあったからその部分は楽しめた。他にも、地理、地形や地図などの話の部分は、知らなかったことや、再確認できたこともあって良かったし楽しめた。

ということで、最初は本著を読むかどうか迷ったものの、楽しみながら読むことができる箇所もあって良かったし、楽しむという感じではない部分についても、歴史を知ることは大切だと思うし、その歴史には戦争も多く登場するから、色々な戦争について、気象という側面から考えることをきっかけに、ただ戦争について知るようりは興味、関心をもってそれについて知ること、考えることができて良かった今日この頃。

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