2020年1月20日月曜日

読書環境

今日読んだ本、ロボット手術と前立腺がん (祥伝社新書) (大堀 理(著)、祥伝社)の感想。

AIって言葉、その意味や指してる具体的な技術は置いておいて、が流行っている中、手術もロボットやAIが行う時代になったのかなぁと思って本著を読んでみることに。実際に読み終えて、想像とは違った。勝手に期待しすぎたかも。ただ、凄いことには変わりはなかった。

本著のロボットとは、自律型のロボットではなく、あくまで人間が操作するロボット。最先端の医療の手術室にはいろいろな高度な医療機器があるイメージは持っていたけど、そこにロボットまで加わっているのはちょっと驚いた。いろいろなロボットがあるけど、人型のロボットなど、楽しみ向け以外のロボットだと、車の組み立てとかの産業ロボットのイメージが強かったから。

本著の内容は、最初にロボットの話があって、その後は前立腺がんの話、発見や治療方法、手術する場合、その方法、その後などの話。また、それぞれについての歴史、医学の進歩などの話。その中の手術の話の中でロボット手術の話が出てくるという感じだった。

書名のロボット手術という部分に目が止まって本著を読んでみたけど、どちらかというと前立腺がんの話が中心の印象だった。大雑把な割合で言えば、ロボットの話は半分以下という感じ。

なので、想像、期待してた内容とは結構違ったけど、本著を読まなかったら前立腺がんについてのいろいろな詳細を知ることはなかったからいいきっかけになったかも。また、ちょっと一休みという部分や、その他の部分でも、著者が過ごした米国と日本の医療従事者、医療機関、あるいは医療以外の違いのちょっとした話も面白かった。

ということで、手術にもロボットが使われるようになっているということを知ることが出来て良かったし、また、本著を読まなければ知る機会がなかったかもしれない前立腺がんについてのいろいろな話を知ることが出来て良かった今日この頃。

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