2019年12月10日火曜日

学習環境

微分積分学 (ちくま学芸文庫) (吉田 洋一(著)、筑摩書房)のⅢ.(平均値の定理)、演習問題Ⅲ、問17.の解答を求めてみる。


  1. 平均値の定理より、

    a < x < b f ' x = f b - f a b - a > 0

    を満たす x が 少なくとも 1つは存在する。

    f ' x > 0 a < x < b

    と満たす x が 有限個であると仮定する。

    その中で最小の x を c とする。

    f c > f a

    の場合。

    a < c

    なので

    a < x < c f ' x > 0

    を満たす x が存在して矛盾。

    f c f a

    の場合。

    f c < f b

    なので、

    a を c に 置きかえて考えれば、同様に矛盾する。

    よって、

    f ' x > 0 a < x < b

    なる x は無限に多く存在する。

    (証明終)

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