2019年10月8日火曜日

読書環境

今日読んだ本、理系力が身につく週末実験 身近な不思議を読み解く科学 (サイエンス・アイ新書) (尾嶋 好美(著)、宮本 一弘(監修)、SBクリエイティブ)の感想。

沢山の楽しそうな実験、その方法が紹介されているのはもちろんだけど、その実験の目的や結果の解説が詳しいのがよかった。というのも、面倒くさがりな性格で、色々と準備が必要な実験があまり好きではなかったりするから。とは言っても本著に出てくる実験は大掛かりな準備が必要というわけではなく、準備が簡単なものが多いけど。

内容について、実験の種類の幅が広かったのも面白かった理由の一つ。いかにも理科の実験ぽい実験から、日常で当たり前で考えてみたことすらなかったことを科学的に確認するような実験、言われてみれば不思議だなと思うようなことについての実験、美しい現象を得られる実験、さらにはちょっと神秘的だなぁと感じるような実験など。

実験にも科学的なことにも興味がある人はもちろんだけど、科学的な解説は興味がないという人でも十分に楽しめそう。実験の種類が豊富だし、全てではなくてもどれかには興味を持てそう。そして、その実験のみだけでも不思議な現象などは理由はわからなくても楽しめそうだから。

内容の解説の部分については、図をふんだんに使用してあったりして分かりやすかった。実際に実験はしてないけど、解説の部分だけでも十分に楽しめる一冊。ただ、もしかしたらそれでは本著の楽しみが半減、あるいはそれ以下になってしまうかもしれないけど。本著の体験という趣旨とも離れてしまうし。

読むだけではなく、実際に試してみようかなぁと思えるような実験もいくつかあった。最初に記述したように、実験があまり好きではない私ですらそう思ったから、実験が苦手ではない人、あるいは実験をしてみたくてしょうがない人は、実際に実行してみようと思うような実験が沢山見つかりそう。

ということで、解説だけでも面白くて十分満足できたけど、それだけでは本著の趣旨を満たしてないかもしれないし、実際に実験をしてみると本著を読んで更によかったと思えるかもしれないから、まずは試してみたいと思った実験の中の一つを今後の週末に試してみて、本著の魅力に更に気付いたり見つけることができたらいいなぁと思った今日この頃。

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