2019年8月27日火曜日

読書環境

今日読んだ本、上達の技術[改訂版] (サイエンス・アイ新書) (児玉 光雄(著)、SBクリエイティブ)の感想。

運動、スポーツをやっている人で、無駄なく効率よく上達したい、技術を習得したい、強くなりたいという人に最適そうな一冊。特に精神論ではなく、理論的に、科学的に行いたい場合や、理屈が分かった方がやる気になるという人にとって。もちろん精神についても理論的にそれをコントロールすることについての記述もあり。

尊敬している監督やコーチ等がいて、その人のやり方に絶対の信頼を置いている人には必要ないかも。ただ、本著を読むことによって本当に監督やコーチの言うことがいいことなのかを自分自身で考えたり、もし誤りがあったらそれに気づくきっかけになるかもしれないから可能なら読んでおいた方がよさそう。運動、スポーツが好きだけど本を読むのはどうしても苦手という人や、スポーツを楽しむことさえできればいいという人は、無理してまで読む必要はないかもしれないけど。考えすぎでスポーツが楽しくなくなったら元も子もないし。

運動、スポーツのことばかり書いてきたけど、それ以外にも記憶力や集中力、精神のコントロールについての話の記述もあった。それはそれで面白かったけど、スポーツについての話の割合が多く、スポーツの話が続いて、その後に記憶力の話があってまたスポーツの話になってという感じで、話があっちこっちにという印象も。もちろん一般化してスポーツ以外にも応用できそうな話もあるものの。

なので、スポーツの上達の技術を知りたい場合は本著でいいけど、他に明確な上達したいことがある場合は、本著のはじめにで紹介されていた他の本を読んだ方が近道になりそう。実際に読んだわけではないけど、それぞれの目的に合わせて知識、学習、勉強についての上達なら勉強の技術わかりやすい記憶力の鍛え方、精神のコントロール、感情の制御の上達なら逆境を突破する技術、仕事についてなら一流の本質といった感じに。

ということで、せっかく本著を読んだことだし、何か新しい一つのことを、本著を参考にして、決して無理はせず出来そうなことを実践してみて、実際にそれがどれくらい上達するのか試してみようかなぁと思った今日この頃。

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