2019年7月18日木曜日

読書環境

今日読んだ本、観光公害――インバウンド4000万人時代の副作用 (祥伝社新書) (佐滝剛弘(著)、祥伝社)の感想。

まず、環境公害ってどんなことかちょっとだけ想像してみてから本著を読み始めることに。公害という言葉が適切かどうかは本著に記述有り。思いついたこととしては、環境客が急激に増える、住民との摩擦が発生、混雑の発生して住みづらくなっていく。その後については、住民と観光がうまく共存していく。共存できずに様変わりした元とは全然別の観光地、リゾート地になる。あるいは観光客も来なくなり、衰退、廃墟となっていく。公害ということよくなさそうなことばかり想像したけど、いい面としては、観光客相手の仕事をしてる人にとってはありがたい存在が増える。想像して浮かんだのはこのくらい。

本著を読んでみると、想像したことが結構当てはまってたり。だから、ちょっと残念な気分に。内容が想像通りだったからという意味ではなく、よくないことがやっぱり起きてることを確認できてしまったから。そして、想像だけではなく、実際に統計等の数字で確認できたこと、その観光地に住んでいる人の声みたいのを知ることができたのもよかった。

また、実際の環境公害の話だけではなく、それについての解決方法の記述もあったことが良かった。それも、理論や議論の段階のものもあるけど、それだけではなく、実際の取り組みや成果を上げつつある例の記述もあったから。

本著の趣旨とは違うかもしれないけど、ちょっと気になったこととしては、旅先を目的にしてる人が多いと感じたこと。自分自身はというと、旅行といえば旅先だけでなく旅路も楽しみの一つだから。本著に出てくる人はあくまで旅先が目的で、旅路はただの移動という印象を受けた。旅先までは速くて安いほどいいみたいな。旅行する時、流石に歩いて旅先までいくということはないし、旅行先が海外なら船という選択肢もある中飛行機を選択するけど、そこまで速さにこだわらないし。程度の問題ではあるけど。そんなに頻繁に旅行をする訳ではないからちょっと気になったのかも。だから、旅行をよくする人が、どれだけの割合、旅路も気にしてるのかちょっと興味あったり。

ということで、観光客が増えて嬉しい人もいるだろうし、環境公害だからと観光客を排除するのではなく、少しずつでもうまく元の住民と共存、あるいはその他の観光客対観光客等の問題も解決して、観光地として注目される理由である今の良さを残しつつ、よりよくなっていくといいなぁと思った今日この頃。

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