2019年6月29日土曜日

読書環境

今日読んだ本、暴走するネット広告: 1兆8000億円市場の落とし穴 (NHK出版新書) (NHK取材班(著)、NHK出版)の感想。

最初の方の、いわゆる胡散臭い内容の広告、インチキっぽい内容の広告の話はネット広告に限らない話だと感じた。ポストに投函されていたり、街中におそらく許可なく勝手に貼られたりしている広告にもそのような広告はあるだろうし。ただ、インターネット広告の場合はより引っかかりやすい人を狙いやすいという性質があるのかもしれないとは感じた。

あと、自分自身も引っかからないようにしないと少し注意しないといけないとも再認識。自分自身は引っかかりやすい人ではないと思ってはいるものの、インターネット広告とは違うけど、オレオレ詐欺等に引っかかる人は、自分は大丈夫と思ってる人が多いらしいし。実際に虚偽の広告に騙された人の体験談みたいなものが書かれてたから、なるべく他人事ではないと思わないように心がけて読むのが良さそう。あと、その情報はどこからを読んだことも役立てることができそう。

他のネット広告とそれ以外の他の広告とに違いについて、

自分の趣味や関心に合わせて広告がどこまでも追いかけてくるー。ネット上での自分の高度が筒抜けになっているようなないごごちの悪さ
とあったけど、これは難しい問題だなとも思ったり。これについては広告とプライバシーで思ったことでもあるけど、自分自身の趣味や関心と全く関係ない広告ばかり表示されてもそれはそれで意味ない、面白くない広告に感じてしまうから。目指すところとしては、趣味や関心の追跡を許可を選択できるようにすることと、追跡の許可をした場合、「自分」の趣味や関心に合わせつつも、他者、広告主がその自分を誰かを特定できないようになっていったり、そのような技術が出てくると嬉しかったり。プライバシーについての取り組みは過去に比べて強化されていってるみたいだし。

内容の中で気になったこととしては、いわゆる海賊版サイトの話。もちろん海賊版サイトの作成、運営、それによる著作権の侵害、そこへの広告出稿による資金提供はよくないことは当然なことという認識はあり。気になった部分というのは、

単行本が売れないと…気づいてほしい。漫画文化をこれからも育てていく意味でも…
という部分。この話を信じてるとか疑ってるとかいう意味ではなく、データがあればより気づくことが出来ルカもと思ったり。データがないと、どれだけ相関関係、因果関係があるのかをいまいち気づくことが出来ないから。仮に全く相関関係がない場合、全く別の問題を一つにまとめてしまっていることになるから。そして漫画文化が育たなくなってるとして、それを全く関係ない犯罪を理由にしてたら、本当の育たない理由が分からないまま廃れていってしまうことになるから。また、単純に海賊版サイトの売上額が海賊版サイトがなかった場合の単行本の売上額と等しいとも限らない可能性もありそうだし。

とはいっても、仮の数字として5月の単行本売り上げが100万円、6月に海賊版サイトが登場して単行本の売り上げが10万円、7月に海賊版のサイトが閉鎖されて単行本の売り上げが100万円、だから海賊版サイトによる漫画家、出版社等が受け取れなかった被害額は90万円と、簡単に計算できるものではないだろうし、仕方がないことかもしれないけど。あるいは本著に載ってないだけで、そういう統計データがあったりするのかなぁ。

よかったなぁと思う内容の箇所は、タイトルに落とし穴とあるけど、その落とし穴は徐々にではあるけど埋めようとされている、埋められていってるという話を知れたこと。ただただ暴走してる状況を知るだけだと、暗い気持ちになって本著を読み終えるところだったし。

ということで、本著により現状のネット広告のことを知ることが出来たのもそうだし、他にも最初に記述したように、他人事として自分は大丈夫だと過信してはいけないということ再確認できてよかった今日この頃。

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