2019年3月27日水曜日

学習環境

ラング線形代数学(上)(S.ラング (著)、芹沢 正三 (翻訳)、ちくま学芸文庫)の4章(線形写像)、3(線形写像の像と核)、練習問題1の解答を求めてみる。


  1. F A , F B

    が1次従属と仮定する。


    このとき、

    a F A + b F B = O

    を満たす a、 b を考えると仮定より、

    F A = - b a F B F B = - a b F A

    のいずれかは成り立つ。

    2

    の任意の元 X を

    X = x A + y B

    とおく。 この F による像は

    F X = F x A + y B = x F A + y F B

    よって、

    F X = - b x a + y F B

    または

    F X = x - a y b F A

    ゆえに、 F による像は1次元以下、すなわち1次元が

    O

    したがって、

    F A , F B

    が1次独立か、 F の像が1次元か、あるいはF の像が

    O

    のいずれかが成り立つ。

    (証明終)

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