学習環境
- Surface 3 (4G LTE)、Surface 3 タイプ カバー、Surface ペン(端末)
- Windows 10 Pro (OS)
- 数式入力ソフト(TeX, MathML): MathType
- MathML対応ブラウザ: Firefox、Safari
- MathML非対応ブラウザ(Internet Explorer, Microsoft Edge, Google Chrome...)用JavaScript Library: MathJax
- 参考書籍
解析入門〈3〉(松坂 和夫(著)、岩波書店)の第12章(距離空間の位相)、12.1(位相の基礎的諸概念)、問題4.を取り組んでみる。
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aを集合Aの任意の触点とする。
aはAの内点または境界点。
Uをaを含むXの任意の開集合とする。
aがAの内点の場合、aはAに含まれるので、aはUとAの共通部分の点となるので、UとAの共通部分は空集合ではない。
aがAの境界点である場合。
任意のε > 0 に対して次のことが成り立つ。
また、Uはaを含む開集合なので、あるδ > 0 が存在して次のことが成り立つ。
よって、次のことが成り立つ。
aを含むXの任意の開集合Uに対し、UとAの共通部分は空集合ではないとする。
任意のε > 0 に対して、B(a;ε)はXの開集合なので、B(a;ε)とAの共通部分は空集合ではない。
よって、aはAの触点である。
以上より、距離空間Xの部分集合AとXの任意の点aに対し、aがAの触点であるためには、aを含むXの任意の開集合Uに対して UとAの共通部分が空集合ではないことが必要十分条件である。
(証明終)
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