学習環境
- 数式入力ソフト(TeX, MathML): MathType
- MathML対応ブラウザ: Firefox、Safari
- MathML非対応ブラウザ(Internet Explorer, Google Chrome...)用JavaScript Library: MathJax
集合・位相入門(松坂 和夫(著)、岩波書店)の第1章(集合と写像)、4(写像に関する諸概念)、問題17.を解いてみる。
問題17.
Aをm個の元から成る有限集合とする。B'をBのm個の元から成る部分集合とする。
そのとき、AからB'への単射の総数は、 となる。
問題の規定より、Bのm個の元から成る部分集合の総数は、なので、AからBへの単射の総数は、 。
よって、である。
はBの部分集合の総数なので、 。
をBの元とする。XをBの偶数個の元から成る部分集合全部の集合、YをBの奇数個の元から成る部分集合全部の集合とする。
その時、Yの各元yに対し、を含むなら、、含まないなら とした元の集合をY'とする。そしてその元同士を対応させた写像を考えると、それは全単射となる。
また、Y'はBの偶数個の元から成る部分集合全部の集合と一致する。
よって、XからYへの写像で全単射が存在し、XとYの元の個数、すなわちBの偶数個の元から成る部分集合全部の集合の元の個数とBの奇数個の元から成る部分集合全部の集合の元の個数は等しい。
よって、 である。
0 コメント:
コメントを投稿