2015年1月30日金曜日

学習環境

  • 数式入力ソフト(TeX, MathML): MathType
  • MathML対応ブラウザ: Firefox、Safari
  • MathML非対応ブラウザ(Internet Explorer, Google Chrome...)用JavaScript Library: MathJax

代数系入門 (松坂 和夫(著)、岩波書店)の第1章(整数)、2(数学的帰納法と除法の定理)、問2.を解いてみる。

問2.

S は下に有界ならば、ある m が存在して、すべての xS に対し、 m<x が成り立つ。

集合 S'
{a|bS[a=bm]}
とすると、 bm>0 となり、 S' は空でない自然数の集合なので、整列性より最小元をもつ。

よって、その最小元を a' とすれば、Sは最小元 a'+m をもつ。

S が上に有界ならば、ある m が存在して、すべての xS に対して m>x が成り立つ。

集合 S'
{a|bS[a=mb]}
とすると、 mb>0 となり、 S' は空でない自然数の集合なので、整列性より最小元をもつ。

よって、その最小元を a' とすれば、 S は最大元 ma' をもつ。

証明終

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