2015年1月29日木曜日

学習環境

  • 数式入力ソフト(TeX, MathML): MathType
  • MathML対応ブラウザ: Firefox、Safari
  • MathML非対応ブラウザ(Internet Explorer, Google Chrome...)用JavaScript Library: MathJax

代数系入門 (松坂 和夫(著)、岩波書店)の第1章(整数)、2(数学的帰納法と除法の定理)、問1.を解いてみる。

問1.

S に含まれない自然数全部の集合を S' とする。

S'ϕ と仮定すると、整列性によって、 S'は最小元 n 0 をもつ。仮定(1')によって、 n 0 >0 である。 n 0 S'の最小の元なので、 0k< n 0 を満たすすべての整数 kは、 S に含まれる。したがって、仮定(2')より n 0 S に含まれる。これは、 n 0 S に含まれない自然数全部の集合 S' の元であるという仮定と矛盾する。

よって、 S'=ϕ 、すなわち、(1')と(2')の2つの性質を持つ自然数の集合 Sは、すべての自然数の集合 と一致する。

0 コメント:

コメントを投稿