今日読んだ本と感想。
二〇〇九年夏、日本で初の民意に基づく政権交代が起こった。だがその後の民主党政権は、小沢をめぐるカネの問題に苛まれ、鳩山、菅、野田と首相が代わるたびに政策が大きく変容、離党者が相次ぎ、「決められない政治」が続いた。当初、八割近くの人びとが支持した政権交代とは何であったのか。本書は、民主党政権の軌跡を辿るとともに、政権交代を経ても、なぜ民意を反映しない政治が続くのか、その問題を明らかにする。
目次
- 序章 政権交代神話と二大政党制神話
- 第1章 民主党政権の誕生
- (政権交代の予兆―小泉退陣から麻生内閣へ 政権交代の内実―自民党への不信)
- 第2章 混迷―鳩山の迷走から菅政権へ
- (鳩山内閣と普天間基地移設問題 菅内閣発足と参院選―「政治主導」の修正 脱小沢路線の内憂外患―中国漁船問題とTPP)
- 第3章 凋落、挙党体制の試み―大震災の衝撃から野田政権へ
- (東日本大震災と原発事故への対応 菅政権の延命策動 野田内閣下のマニフェスト修正 民主党政権の終焉―自公との協調と小沢離党)
- 終章 民主主義再生は可能か
- (代議制民主主義の機能不全 より良い政治のためには)
本書の目的は、日本の政治、民主主義、政権交代、そして二大政党等の検証とあった。政治のことをいろいろと考えたりするのが好きな人ならそういう読み方をすればいいと思う。
けど、政治の話は疲れる、興味ない、という人は、検証ということは忘れて、政権交代前から政権交代、そして現在までの政治をさっと復習するる、思い出すという気軽な気持ちで読むとちょうどいいかも。(気軽にといっても、いろいろと細かい出来事も書かれているので十分読み応えもあったり。)時期的にも近いうちに解散総選挙もあることだし。(というかその近いうちがいつかでもめてたりもするけど。。)
歴史という程長い期間ではないけど、その期間にもいろいろな出来事が政治にはあったなあとあらためて確認したり、思い出したりすることが出来た。(もちろん、疑問に思ったり事実と違うんじゃないかなあと思うこともあったけどそれはとりあえずおいといて。)
ということで、また実際に解散総選挙が行われるまでにいろいろな出来事があるかもしれないけど、選挙の前に、とりあえず現在までの、ここ最近の政治を手軽に復習できてよかったなあと思った今日この頃。
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