今日読んだ本と感想。
奈良・平安の世を襲った大地の動乱.それは,地震活動期にある現在の日本列島を彷彿させる.貞観津波,富士山噴火,東海・東南海地震,阿蘇山噴火…….相次ぐ自然の災厄に,時の天皇は何を見たか.未曾有の危機を,人びとはどう乗り越えようとしたか.地震噴火と日本人との関わりを考える,歴史学からの新しい試み.
目次
- はじめに―地震学と歴史学
- I 大地動乱の開始―七・八世紀
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- 1 東北アジアの大地動乱・温暖化・パンデミック
- 2 最古の地震・噴火記録
- 3 八世紀初期の地震と長屋王の悲劇
- 4 大仏建立の理由―河内・大和地震
- 5 八世紀後半の火山噴火と神火
- II 大地動乱の深化と桓武の遺産―九世紀前半
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- 1 桓武天皇の残したもの
- 2 平城・嵯峨天皇と北関東地震の衝撃
- 3 淳和天皇と京都群発地震
- 4 仁明天皇とモノノケ・地震・噴火
- 5 地震の再開と神話の復活
- 6 地震に追われた王―文徳天皇
- III 陸奥海溝津波(貞観津波)と清和天皇
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- 1 飢饉・疫病と応天門炎上事件
- 2 陸奥海溝地震の前兆
- 3 陸奥海溝津波の襲来
- 4 祇園会の開創の由来
- 5 陸奥海溝地震の余波
- 6 大地に呪われた清和天皇
- IV 神話の神々から祟り神へ―地霊の深層
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- 1 日本神話における雷電・地震・噴火
- 2 祟り神・疫神・死霊
- 3 龍神と怨霊信仰―歴史の前進
- 終章 君が代の時代と東北アジア
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- 1 君が代の時代と陸奥の復旧
- 2 東北アジアにおける「地震活動の旺盛期」の 終わり
- おわりに
- 参考文献
東日本大震災のとき、特に津波の被害の大きさについて、よく「千年に一度」って言葉を聞いたり、古文書を調べると西暦700年くらい(だっけ?)には何メートルの津波があったとかいうニュースを聞いたり、大昔の自然災害について少し関心をもったので本書を読んでみることに。
私のように少し関心はもったものの、いろいろな古文書等の資料を集めたり調べたりするのは大変だから手つかずにいるという方にとって、大昔の自然災害についてざっくり知る分にはいい1冊。私自身もより深く、詳細に、正確に知りたいとまで思った訳ではなかったので、本書で十分満足できた。また、内容の流れも、天皇等の登場人物がいて、その物語の中で火山の噴火や地震等の自然災害の話が出てくるといった感じで、ただの自然災害記録の一覧を読むというよりは、小説を読んでる感じで読み進めやすかった。
ただ、神話、祟り、呪い、霊とかそういう話もよく出てきたので、そういう類いの話が苦手な人には読みづらい1冊かも。
ということで、長い期間でみると、大昔から、日本は本当に多くの火山噴火や地震等の自然災害が起こっていることに驚いた今日この頃。
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