今日読んだ本と感想。
孤立死や無縁社会という言葉が毎日口にされる現在の日本。今こそ人とのつながりを自らの手で築く必要が痛感されている。この時代の声に応え、全国で常時50以上のコミュニティづくりに携わる著者が初めて明かす、住民参加・思考型の手法と実際。「デザインしないデザイン」によって全員に参加してもらい結果を出すには? 話の聴き方から服装にいたるまで、独自の理論を開陳する。ビジネスの場でも役立つ、真に実践的な書。
目次
- 1章 なぜいま「コミュニティ」なのか
- (自由と安心のバランス まちが寂しくなった理由 ほか)
- 2章 つながりのデザイン
- (宣言について まちの豊かさとは何か ほか)
- 3章 人が変わる、地域が変わる
- (人が育つ(中村さんの場合) コミュニティ活動に参加する意義(小田川さんの場合) ほか)
- 4章 コミュニティデザインの方法
- (コミュニティデザインの進め方 ファシリテーションと事例について ほか)
全体的な内容としては、今の時代は繋がりが希薄になったり、無くなってきて、そして実際どうやってそれを築くかという方法が書いてある感じだった。その方法を知り、なるほどと思うようなことは多かったけど、あまり心には響かなかった。
というのも、問題の根本の、孤立師や無縁社会があまりいい状態ではないという実感が私自身にはないから。(自分自身の環境を客観的に考えるのはちょっと難しいかもしれないけど、私自身の環境が無縁社会ならそんなに不都合も感じず楽しく過ごしているので。)
あと、孤立死についても、最後は静かに一人で息を引き取ることができるのも、それはそれで幸せなことじゃないのかな〜と思ったりもしたので。(これも、人によって違うのはもちろんのこと、年齢等でも考えが変わったり、考えてもその時にならないと結局本当の答えなんて分からないことだとも言えるけど。)
ということで、心には響かなかったけど、本書を読んで人と人との関係を考えるきっかけにはなったし、コミュニティを作る方法論を知ることができたので、本書を読んでよかったなあと思った今日この頃。
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