今日読んだ本と感想。
万有引力の法則が近距離で破られる!? 宇宙の真の姿に迫る余剰次元理論とは何か
万有引力の法則を検証し、高次元宇宙を探し出す
ミクロの世界では重力が存在するのか、じつはまったく確認されていない。もし実験で万有引力の法則からのずれが見つかれば、それは重力が余剰次元にも伝播していることを示唆し、四つの力の統一という現代物理学最大の目標に向けた突破口となる。余剰次元探索の最前線に立つ著者が最新の考え方と実験の現場を紹介する。
高次元宇宙とはいったいどんな姿をしているのだろうか? 三次元に加えて新たに存在が考えられている「余剰次元」にそった方向には、宇宙の大きさは0.1ミリメートル程度であろうという理論が1998年に発表され、世界中の物理学者がひっくり返った。その大きさがたった0.1ミリメートルしかないということにではない。0.1ミリメートルもありそうだ、ということに驚いたのだ!――<「はじめに」より>
目次
- 第1章 宇宙の姿
- 第2章 重力の法則
- 第3章 空間次元と逆二乗則
- 第4章 力の法則の一般形
- 第5章 余剰次元の世界
- 第6章 余剰次元を探る
- 第7章 強い力と宇宙項問題
最初は空間の話、特にコンパクトとか数学の位相空間の話っぽかったので、数学が好きな私にとっては読み始めで勢いがついた。
そして途中からだんだん宇宙、物理学の話になっていき、いつも宇宙の話の本を読むとき)通りに、何となく分かる箇所、分からない箇所等が出てきた。範囲としては結構広く、そしてざっくばらんな感じで体系的な教科書っぽいものとは少し違う印象をもった。
今までも何冊か宇宙の話の本を読んできたけど、本書を読んでよかったなあと思ったことは、タイトルにもあるけど余剰次元という言葉を知ることが出来たこと.(あと意味も少し。少しなのはおそらく私の読み方が浅いから。)
ということで、余剰次元という今まで知らなかった新しい言葉を知ることが出来たし、もちろん今まで知ってた言葉もよりなじみ深い言葉になったので(実際に宇宙関係の本を読めば読む程、宇宙や物理学の言葉に対する抵抗が無くなってきた)、本書を読んでよかったなあと思った今日この頃。
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