2012年9月19日水曜日

今日読んだ本と感想。

内容紹介

初日からフル稼働する、会社の悪口は言うな、成果主義を楽しむ――。「ガイシ」族の生存戦略に学べ!

どういう人が成功し、どういう人が失敗するか? 上司に逆らうとどうなるか? なぜ人もオフィスもオシャレなのか? MBA取得を機に「ガイシ」の世界に飛び込んだ著者が、自らの経験と豊富な取材で外資系企業の実態と仕事術を徹底分析。「初日からフル稼働を覚悟すべし」「デブは論外」「自分で育て」「会社の悪口は言うな」等、過酷かつ魅力的な環境を生き抜くトップエグゼクティブやヘッドハンターが語る“鉄則”とは。

目次

はじめに
I 扉はどこにあるのか
1 東大生の憧れとなった外資
2 日本には一%しかいない
3 外資系企業は「見た目」が美しい
4 求人はこっそりと
5 トップヘッドハンターは五十人
6 真っ白な封書が届いたら
7 ヘッドハンターが狙う人材
8 多様化する求人方法
9 派遣から正社員への道
II こういう人が選ばれる
1 面接ロボットになる
2 英文履歴書は一枚にまとめる
3 歯並びには要注意
4 デブは論外
5 ハゲは問題なし
6 服装は口ほどにモノを言う
7 採用の決め手は「一緒に働きたいかどうか」
8 リファレンスは最後の関門
9 採用を決定するのは「上司」
10 キャリアパスは要確認
III 企業カルチャーに染まれ
1 初日からフル稼働を覚悟すべし
2 創業者の理念に染まる
3 ITベンチャー企業はトップの価値観がすべて
4 カルトのようなカルチャー
5 アウトローの美学
6 韓国企業は軍隊カルチャー
7 和風の会社もある
IV 生存するための戦術
1 外資系の流儀
2 朝早く出社する
3 極限状態で長時間働く
4 カタカナ言葉を使ってみる
5 品格のあるメールを書く
6 英語は緊張感の中で磨く
7 秘書を大切にする
8 「古い人たち」を味方にする
9 会社の悪口は言わない
V トップダウンのマネジメント
1 上司の雑用は喜んで!
2 大前提はトップダウン
3 日本法人は植民地
4 カネと技術と権利は本社が握る
5 震災で問われた外国人幹部の品格
6 サラリーマン金太郎は出世しない
7 無理難題には解決策で応じる
8 上司を上手にほめる
9 パワハラ上司がクビにならない理由
10 本社のCEOは全力でもてなす
VI エグゼクティブへの第一歩
1 外資系を味わう
2 空港のラウンジで忙しがってみる
3 全社ミーティングはオリンピック
4 グローバル研修で世界を感じる
5 恵まれた職場環境を味わう
6 海外赴任を申し出る
7 世界を変える一員となる
8 成果主義を最大限に楽しむ
VII 成長なき者は辞めよ
1 アップ・オア・アウト、オア・ステイ
2 跡を濁さずに去る
3 他部署への異動はほとんどない
4 降格を申し出る勇気
5 産休・育休からの復職先は自分で探す
6 転職の達人になる
7 日本企業に戻るという選択
8 外資で学んだことを日本企業で生かす
9 独立・起業という選択
VIII 成功のカギは「心技体」
1 成功のカギは「心技体」
2 世界のトップコンサルタントになる
3 グローバル企業のトップになる
4 日本法人の女性トップになる
5 四十代前半でトップになる
6 外資系企業に合う人、合わない人
7 日本は特殊
8 日本の組織で働く幸せ
9 外資系の矜持
おわりに

まず、本書とは直接関係なく私の外資と日本のこれからについての考えを。最近まで日本は外国に対して30年間くらいずっと黒字だった。つまりそれだけ儲けてお金をいっぱい貯めてきた。ということは日本にお金が沢山あるので、これからは外国の企業が日本にお金儲けに沢山やってくる。(しかも円高だったりもするし。)その結果、日本にこれまで以上に外資系の企業がどんどん増えてくる。

そうなれば、もちろん外資系の企業で働く機会や、直接機にじゃなくても間接的に関わる機会も増えてくると思うので、外資系に興味があるという人はもちろんのこと、今は外資系の企業に興味、関心が無いという人も、とりあえず外資系ってどんな感じなのかなあというのを幅広く知るのに最適な1冊。

私が受けた印象は、もちろん外資系の企業といっても様々だけど、規模が違うことを除くと中小企業(こちらももちろん様々)の雰囲気に似てるのかなあと感じた。他には、各国の文化の違いによる企業間の文化の違いがとても興味深くて面白かった。

ということで、いろいろな異文化が混ざって新しい文化が生まれたり、既存の文化が変化していったりすると思うので、外資系が沢山日本にきて、より企業が多様化していくこれからの時代がどうなっていくのか楽しみだなあと思った今日この頃。

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