今日読んだ本と感想。
金メダルを獲るために、物理学にできること。
「流して走っている」ように見えるボルトが速いのはなぜ?
水の抵抗を抑える究極の泳ぎとは?
無回転シュートのボールには“しっぽ”が生えていた!
モーグルやスノーボードで空中をより長く舞う方法とは?
スキージャンプは「飛ぶ」ではなく、「効率よく落ちる」が勝負!
空気や水の流れ、地面や氷雪面との摩擦を調べる流体工学の視点から見えてくる、オリンピック必勝法。
目次
- プロローグ 金メダルを獲るために、物理学にできること
- PART1 競泳で勝つ――「マグロジャパン」の驚異
- PART2 陸上競技で勝つ――「走る」「投げる」「跳躍する」の物理学
- PART3 球技で勝つ――本田圭佑が放つ無回転シュート
- PART4 滑り勝つ――超ハイテク競技の要はコース取りにあり!
- PART5 K点超えを目指せ!――スキージャンプのマジックナンバー「36」
科学(物理、数学等)は好きだけど、スポーツ(オリンピック)に興味はそんなに無いという人は、物理という観点からオリンピックを観ることが出来るようになり、オリンピックが開催されてテレビやニュースがオリンピック一色になってもそれを楽しめるようになれる1冊。逆に、スポーツ(オリンピック)は好きで観戦が楽しみだけど、科学(物理、数学等)は苦手という人は、オリンピックを楽しみつつも、さらに科学(物理、数学等)が好きになるきっかけを作ってくれる1冊。
本書を読むことによって、選手はもちろんだけど、それを支える人、関わる人が本当に多いんだなあとあらためて感じて、ある意味団体競技だけではなく、個人競技もチーム線だなあと思った。
他のこととして、物理とスポーツとのこともそうだけど、動物からヒントを得たり、動物で例えたりしている箇所も多く、生物学の勉強にもなって得した気分になれた。生き物の体は本当に上手くできていると感心。
ということで、オリンピックにそんなに興味はなかったけ、せっかくの4年に1度のお祭りみたいなものなので、今年はこれまでよりはオリンピックを楽しんでみようかなあと思った今日この頃。
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