"微分法の応用・積分法・積分法の応用・行列と行列式 (数学読本)"の第18章(曲線の性質, 最大・最小-微分法の応用)の18.3(曲線の凹凸, 曲線をえがくこと)、導関数の増減と凹凸の問32を解いてみる。
問32
問題の任意の点(a, f(a))における接線の方程式は
g(x)=f(a)+f'(x)(x-a)
よって関数h(x)を
h(x)=f(x)-g(x)
=f(x)-f(a)-f'(x)(x-a)
とおくと
h'(x)=f'(x)-f'(a)
となる。導関数f'(x)は区間Iにおいて強い意味で増加なので増減表は
x | a | ||
h'(x) | - | 0 | + |
h(x) | 減 | 0 | 増 |
となる。ゆえに、区間Iにおいて点P以外の点では曲線y=f(x)はその接線より上方にある。
(証明終)
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