2010年10月22日金曜日

"微分法の応用・積分法・積分法の応用・行列と行列式 (数学読本)"の第18章(曲線の性質, 最大・最小-微分法の応用)の18.2(関数の増減の判定およびその応用)、導関数の符号と関数の増減の問2,3,4を解いてみる。



問2

y'=2ax+b

よって増減表は

x
-b/2ax
y' - 0 +
y
0

となるので区間x<=-b/2aで減少し、区あかん-b/2a<=xで増加する。


問3

問題の3次関数を微分すると

f'(x)=3x^{2}+2ax+b

となる。この解の判別式は

a^{2}-3b

よって、これが0より大きいならば解を2つ持つことになるので、元の3次関数は極大点・極小点を1つずつもつ。

上記の判別式が0以下ならば、極値をとらない。


問4

(1)

y'=12-3x^{2}

増減表

x
-2
2
y' - 0 + 0 -
y -16 16

よって極大値16, 極小値-16となる。

(2)

y'=x^{2}+2x=x(x+2)

増減表

x
-2
0
y' + 0 - 0 +
y 4/3 0

よって極大値4/3, 極小値0となる。

(3)

y'=3x^{2}+1>0

全区間で増加。極値無し。

(4)

y'=-2+2x-3x^{2}<0

全区間で減少。極値無し。

(5)

y'=4x^{3}-4x=4x(x^{2}-1)

増減表

x
-1
0
1
y' - 0 + 0 - 0 +
y 0 1 0

よって極大値1, 極小値0となる。

(6)

y'=4x^{3}+2x=2x(2x^{2}+1)

増減表

x
0
y' - 0 +
y 0

よって極小値0となる。

(7)

y'=4x^{3}-12x^{2}=4x^{2}(x-3)

増減表

x
0
3
y' - 0 - 0 +
y 0 -27

よって極小値-27となる。

(8)

x^{3}-3x^{2}=x^{2}(x-3)

よって

y=-x^{3}+3x^{2}\ (x\leq3),\ y=x^{3}-3x^{2}\ (x\geq 3)

y'=-3x^{2}+6x=-3x(x-2)\ (x\leq3),\ y=3x(x-2)\ (x\geq 3)

増減表

x
0
2
3
y' - 0 + 0 - 0 +
y 0 4 0

よって極大値4, 極小値0となる。

(9)

y'=1-\frac{1}{x^{2}}

増減表

x
-1
0
1
y' + 0 -
- 0 +
y -2
2

よって極大値-2, 極小値2となる。

(10)

y'=e^{x}+xe^{x}=e^{x}(1+x)

増減表

x
-1
y' + 0 -
y -e^{-1}

よって極大値-e^{-1}となる。

(11)

y'=1+2\cos x

増減表

x 0
\frac{2\pi}{3}
\frac{4\pi}{3}

2\pi
y'
+ 0 - 0 +
y
\frac{2\pi}{3}+\sqrt{3}
\frac{4\pi}{3}-\sqrt{3}



よって極大値は

\frac{2\pi}{3}+\sqrt{3}

極小値は

\frac{4\pi}{3}-\sqrt{3}

となる。

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