2010年6月25日金曜日

"平面上のベクトル 複素数と複素平面 空間図形 2次曲線 数列 (数学読本)"の第9章(図形と代数の交錯する世界 - 平面上のベクトル)の9.2(ベクトルの応用)、交点の位置ベクトルを求めることの問32を解いてみる。



問32

neu.Notesで描いたイメージ図


まず、問題の定義より

\vec{AP}=\frac{1}{3}\vec{b}+\frac{1}{2}\vec{c}

また、以下のようにl, m, nを定める。

\vec{AL}=(1-l)\vec{b}+l\vec{c}

\vec{AM}=(1-m)\vec{b}

\vec{AN}=n\vec{b}

また点A, P, Lは1直線上にあるのである実数kが存在して,

\vec{AL}=k\vec{AP}

(1-l)\vec{b}+l\vec{c}=k\left(\frac{\vec{b}}{3}+\frac{\vec{c}}{2}\right)

よって、

1-l=k/3

l=k/2

という連立方程式が成り立つのでこれを解くと、

k=2l

1-l=2l/3

3-3l=2l

l=3/5

k=1/5

よって

\vec{AL}=\frac{2}{5}\vec{b}+\frac{3}{5}\vec{c}

また、点Lは線分BCを

3:2

に内分する。

点B, P, Mは1直線上に存在するので、ある実数jが存在して、

\vec{BM}=j\vec{BP}

(1-m)\vec{c}-\vec{b}=j(\vec{AP}-\vec{b})

(1-m)\vec{c}-\vec{b}=\frac{j}{2}\vec{c}-\frac{2j}{3}\vec{b}

よって、

1-m=j/2

-1=-2j/3

という連立方程式が成り立つのでこれを解くと、

j=3/2

m=1-3/4=1/4

となる。よって

\vec{AC}=(1-m)\vec{c}=\frac{3}{4}\vec{c}

また、点Mは線分CAを

1:3

に内分する。

同様に、

\vec{CN}=i\vec{CP}

n\vec{b}-\vec{c}=i(\vec{AP}-\vec{c})

n\vec{b}-\vec{c}=\frac{i}{3}\vec{b}-\frac{i}{2}\vec{c}

n=i/3

-1=-i/2

i=2

n=2/3

よって

\vec{AN}=\frac{2}{3}\vec{b}

また、点Nは線分ABを

2:1

に内分する。
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