2020年7月20日月曜日

学習環境

解析入門(中) (松坂和夫 数学入門シリーズ 5) (松坂 和夫(著)、岩波書店)の第12章(距離空間の世界)、12.2(完備性、コンパクト性)、問題6の解答を求めてみる。


  1. A を X の可算基底とする。

    A = ( V n ) n

    このとき、

    B = { x 1 , , x n } x λ V λ

    とおく。

    x を X の任意の元、

    ε > 0

    を任意の正の実数とする。

    このとき、

    B ( x ; ε )

    は開集合なので ある

    V λ 0

    が存在して、

    x λ 0 V λ 0 B ( x ; ε )

    が成り立つ。

    よって、

    B ( x ; ε ) B ϕ

    ゆえに、

    x B -

    なので、

    X = B -

    となり、 X は可分である。

    (証明終)

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