2020年4月1日水曜日

読書環境

今日読んだ本、イラストで読むAI入門 (ちくまプリマー新書) (森川 幸人(著)、筑摩書房)の感想。

人工知能について、最近流行ってる機械学習等などの話は知っていたものの、帯の初歩ではなく初歩の初歩というのが気になって本著を読んでみることに。簡単なことを確認することで見えてくることもあるかもしれないし。また、機械学習等などの話は知っているけど、それとは全然別の話かもしれないし。

文章、内容はとても易しくて分かりやすかった。この意味で初歩の初歩っていう印象だった。易しいといっても、簡単な内容のみ、狭い範囲、特定の範囲の話のみではなく、AIについていろんなことについて取り上げられていた。現在流行っているAIについてだけではなく歴史などの話も。

色々な話の中に、数式は出てこないながら技術的な話、機械学習や深層学習などの話もあった。なので、機械学習や深層学習を学び始めたものの、数式が難しくて躓いてしまったという人や、イメージが沸きにくいという人は本著を読んでなんとなくのイメージをもってから学習し始めると良さそう。

また、実際に生活にどのように溶け込んでいくかについての話もあったから、機械学習や深層学習などを実際に学んで、それをどう活かそうか考えてる人にとって、何かヒントを得られそうな一冊でもあった。中には既にそうなっているもの、まだなっていないもの、そうはならないのではないかなぁと思うことなど色々あったから、著者の考えと自分の考えを比較してみるのも面白かったり。

機械学習や深層学習等と関連することばかり書いたけど、仕組み、技術的なこととは関係なく、未来の生活がAIによってどう変わっていくのかなぁと気になってる人も楽しめそうな一冊。もちろんAIが実際に生活に溶け込んでいったら、いいこともそうでないこともあるだろうけど、本著はどちらかというといいことの話の割合が多い印象だったから、ワクワクしながら読むことができそう。

注意点としては、書名にイラストで読むとあるけど、あくまで文章を読むが中心で、その割合が多いということ。ほとんどイラストのみで知りたいという人は、他の本も探した方が良さそう。

あと技術的な話で「ん?」と思うようなこともいくつかあった。具体的なことの一つとして、将棋、囲碁等とAI、コンピューターの話で、人工知能の特徴として自分自身と対戦できるみたいな話。これは、コンピューターだけの特徴ではなく、人間でも可能だと思ったし、実際にプロの将棋、囲碁の棋士の人で、自分自身と対局してたって話を読んだことがあったりもするし。

ということで、AI、人工知能のの歴史、技術的な話のいい復習になったし、より日常生活に近い部分、家庭、個人にとってのAIの話が多く、身近なことがどのように変わっていくか想像しながら楽しめて良かった今日この頃。

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