2020年3月17日火曜日

読書環境

今日読んだ本、科学の最前線を切りひらく! (ちくまプリマー新書) (川端 裕人(著)、筑摩書房)の感想。

本屋で書名の最前線という言葉が目に飛び込んできたから本著を手に取ってみて入手しようか迷った。というのも、最前線の科学の話は興味があるものの難しかったりするかもと気になったから。ただ、ちくまプリマー新書だから、そんな難しい内容ということもなく気軽に読めそうな気がしたから、実際に入手して読んでみることに。

内容は、著者が科学者に取材、インタビューしたもの。登場する科学者は、いくつかの分野の、それぞれの分野で研究に携わっている人たち。

科学の最前線の話も面白かったけど、それ以外の話も面白かった。各分野の最前線の話だけではなく、その科学者の人達自身の話。 研究者になった経緯、幼少期や小中高、大学などの育ってきた、進んできた、選択してきたから環境、その分野に興味を持ったきっかけなど。

また、それぞれの研究者の人たちが自分の研究について話す様子が楽しそうな印象を受けたのも楽しく読み進めることができた理由の一つ。そのおかげもあってか、その分野に興味をもつこともできた。

なので、科学が苦手、最前線と言われると難しそうという人でも、科学の最先端にいる人たちがどんな人かを知ることができたり、また、科学者、研究者ってどんな人がなるのか知ることができるから十分楽しめそうな一冊。もちろん、科学に興味関心がある人は、一冊で科学の最前線のいくつかの分野について知ることができるから楽しめそう。また、将来科学者、研究者になりたいという人には全体の内容もそうだし、各科学者の人達の「研究を志す若い人へ」という部分が特に役立つかも。

ということで、最初は読むかどうか迷ったものの、最先端といってもそんなに難しい話ではなく楽しく、興味深く読むことができて良かったし、また、科学の最前線以外にも様々な科学者の人達のことを知ることができて良かった今日この頃。

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