2020年2月21日金曜日

学習環境

解析入門 原書第3版 (S.ラング(著)、松坂 和夫(翻訳)、片山 孝次(翻訳)、岩波書店)の第Ⅵ部(多変数の関数)、第18章(ベクトルの微分)、1(微分係数)の練習問題11の解答を求めてみる。



    1. X t - Q = X t - Q · X t - Q

    2. X t - Q 2 = X t - Q · X t - Q = X t 2 - 2 Q · X t + Q 2 d dt X t - Q 2 = 2 X ' t · X t - 2 Q · X ' t = 2 X ' t · X t - Q

      このことから

      X ' t 0 · X t 0 - Q = 0 X ' t 0 · Q - X t 0 = 0

      よって、 ベクトル

      Q - X t 0

      は点

      X t 0

      における曲線への法ベクトルである。

      (証明終)


    3. 問題の曲線がある直線のパラメーター方程式のとき、 Pて直線上の点とし、 向きを Y とすれば

      X t = P + Y t

      とおくことができる。

      距離 が最小となるとき、

      X t 0 = P + Y t 0

      で Y は方向ベクトルなので、

      Q - X t 0

      が最小となるような

      t 0

      はただ1つである。

      (証明終)

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