2020年1月17日金曜日

読書環境

今日読んだ本、宇宙はどこまでわかっているのか (幻冬舎新書) (小谷 太郎(著)、幻冬舎)の感想。

内容は、宇宙についての最前線、分かっていること、分かっていないこと、分かっていないことについてどのように考えられているか、どのような考えがあるかといった感じだった。また、理論的に予想されたことが最近発見されたというようなちょっとした歴史の経過などの話も。他に、割合としては少ないけど、宇宙に限らず科学、化学や数学、生物学との最先端の話も。

印象としては雑学集といった感じだった。ただ、単に雑学を羅列しているという感じではなく面白かった。

面白かった理由の一つは、著者の例え、表現方法が分かりやすく楽しいものが多かったから。最前線、最先端の話だからといって、難しいかもと本著を読むのに身構える必要はなさそう。

他の理由としては、著者が宇宙、あるいは科学や数学が好きなのかなぁという印象を受けたこと。著者自身がワクワクと話している感じがして、読んでるこちら側もワクワクと読み進めることが出来た。文章自体も気さくな感じだったし。

最後の宇宙以外の話の科学、科学や数学、分子生物学の話について、本著の書名と関係ないような気もするけど、著者自身が科学や数学に関連する分野の楽しさを伝えたいという気持ちからかなぁと勝手に解釈。それに、内容も面白かったからよしとすることに。著者の気持ちという意味で、宇宙の話の分かってないことについての今後の希望についても著者の主観、期待とかが強い気がしたけど、それも似たような理由からと解釈して楽しむことが出来た。

ということで、本著により宇宙の最先端のいろいろな話を気軽に知ることが出来て良かったし、また、その最先端のことについて、理論的に予想されてから実際に発見、観測されていく経過、そしてものによってはものすごく長い期間を経ているものもあったり、興味深い話に触れることができ、科学の楽しさを再確認できて良かった今日この頃。

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