2019年12月9日月曜日

学習環境

解析入門(上) (松坂和夫 数学入門シリーズ 4) (松坂 和夫(著)、岩波書店)の第7章(積分法)、7.3(不定積分、広義積分)、問題8の解答を求めてみる。


  1. P x = k = 0 m a k x k Q x = k = 0 n b k x k m + 2 n

    とする。

    このとき、

    x 2 R x = x 2 P x Q x

    について、分子の次数は分母の次数 以下なので、 十分大きい x に対して

    x 2 R x = k = 0 m a k x k + 2 k = 0 n b k x k = k = 0 m a x k + 2 - n b m + k = 0 n - 1 b k x k - n k + 2 - n 0 k - m - 1

    ゆえに、 定理5の(b)により、

    a R x dx

    となるので、

    lim x x 2 R x

    は有限の値となる。

    また、連続でもあり、 十分大きな x 対してある正の整数Mが存在し、

    x 2 R x M

    よって、 定理5の (b)により、

    a R x dx

    は絶対収束する。

    ゆえに、

    a R x dx

    は収束する。

    逆に、

    a R x dx

    は収束するとする。

    m + 2 > n m + 1 n

    と仮定する。

    このとき、

    x R x = x P x Q x = k = 0 n a k x k + 1 k = 0 n b k x k

    十分大きな x に対して、

    x R x = k = 0 n a k x k + 1 - n b k + k = 0 n - 1 b k x k - n k + 1 - n 0 k - n < 0

    よって、

    lim x x R x 0

    である。

    ゆえに、ある正の定数 M が存在して、 十分大きな x に対して、

    x R x M

    すなわち

    x R x M R x M x

    または

    R x - M x

    が成り立つ。

    よって、

    a R x M a 1 x dx

    または

    a R x - M a 1 x dx

    が成り立つ。

    ここで、

    a 1 x dx =

    なので、

    a R x

    は収束しない。

    よって矛盾。

    ゆえに、

    m + 2 n

    である。

    以上より、 問題の積分

    a + R x dx

    が収束するため の必要十分条件は、

    m + 2 n

    である。

    (証明終)

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