2019年11月22日金曜日

読書環境

今日読んだ本、海の地政学-覇権をめぐる400年史 (中公新書 )( 竹田 いさみ(著)、中央公論新社)の感想。

ここ数年、ここ最近、日本の周囲の領海についてのニュース、漁業だったり資源、軍事目的だったり、色々と騒がしい気がしてたところで本著を発見。ということで、国際的な海のルールを再確認、詳細な事などの確認などができればと思って本著を読んでみることに。

覇権をめぐる400年史とあるから、目的だった現状の国際的な海でのルールは、その経緯は最初の方の話から繋がっていく感じだけど、最後の方に記述がある感じで、本著に占める割合は多くなかった。ただ、それでも十分目的を果たせて満足できる内容だった。

目的以外の内容に関しても、興味深く読み進めることができた。人の流れ、資源、産業、覇権争い等など様々な海に関する話等、海洋の重要性も再認識することができた。

また、海とは関係なく、世界史、主に欧米と日本に関する本、世界史の物語の本としても面白く読み進めることができた。海とは関係なくとはいったものの完全に関係ない訳ではないけど、直接的には海とは関係なさそうな世界史の出来事の記述もかなり多かった印象。

面白く読めたのは、海という観点から世界史の話が進んでいくからか、海とか関係なく、著者の文章や物語の書き方、あるいは世界史自体が面白いからかまでは分からなかったけど。なので、理由は分からないものの、世界史の話があまり苦手、得意ではないという人にとって世界史に興味、関心をもつきっかけになる一冊かも。

ということで、本著により目的だった国際的な海のルールを再確認、詳細を知ることができて良かったし、また、あまり興味、関心が沸かない世界史について、面白いと感じる物語で知ることができ、今までより興味、関心をもつきっかけができて良かった今日この頃。

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