2019年11月25日月曜日

読書環境

今日読んだ本、ニュートン式 超図解 最強に面白い!! 三角関数 (ニュートンプレス)の感想。

誰にとってもタイトル通り最強に面白いかどうかは分からないけど、特に数学の理論が苦手という人には面白そうな一冊だった。というのも、証明といったものは出てこなかったから。

内容の進み方としては、定理等が出てきてそれは認めるとして、それを実際の三角形の数値を当てはめて計算して確かめていくといった感じだった。そして、図が多くて想像しながら読み進めることができるような内容。それが理論が苦手な人にとっても面白そうだと思った理由の一つ。

また、直接的な数学の話だけではなく、三角関数が登場した歴史、経緯や登場人物の解説、ちょっとした雑学的な話も豊富だった。歴史、経緯と聞くと難しく感じるかもしれないけど、面白い物語みたいな感じだからそんなこともなかった。このことも理論が苦手な人でも楽しめそうだと思った理由の一つ。

さらに、今の社会、日常生活などの身近な場所でどのように三角関数が活躍しているかという話も。その話にはフーリエ変換の話まで必要な可能性もあるけど、フーリエ変換についても特に難しい理論の話はなく、直感とイメージのみで話が進んでいった。なので、理論は置いておいて、何故三角関数を必要なのか、学ぶ動機を得ることもできそうな一冊。

理論が苦手な人のことばかり記述してきたけど、三角関数、理論は得意という人にも得られることがある可能性も。というのも、三角関数の計算はオイラー数(ネイピア数)、指数関数に変換して計算すると楽だからそうしてる人もいると思うけど、計算してばかりでイメージすることを忘れがちになってる場合もあるかもしれないから。本著でイメージすることの大切さを再認識するのも良さそう。

ということで、本著により三角関数についての理論、証明については一旦忘れて気にせず、三角形や円を頭に浮かべて、イメージ、直感、視覚的なことを、しかもフーリエ変換のことまで、再確認できて良かった今日この頃。

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