2019年10月30日水曜日

読書環境

今日読んだ本、20世紀アメリカの夢: 世紀転換期から1970年代 (岩波新書) (中野 耕太郎(著)、岩波書店)の感想。

アメリカでトランプ大統領が誕生した時、どちらかというと驚かれてるという印象を受けたけど、本当に驚くようなことなのか、これまでと何か違う何か特別なことなのかとか気になったから本著を読んでみることに。歴史は繰り返すって言葉があるから、トランプ大統領の誕生が本当に特別なことなのか、それとも過去にも似たようなことがあって、その繰り返しで特別に驚くようなことではないのか、仮に似たような出来事があったとして、その時との違いは何かあるのかとか。

アメリカ合衆国史とあったから主にアメリカ国内の歴史の本かと思ったら、もちろん国内のことが多いけどかなり海外との関わり、影響等についての記述が多かった。今のアメリカが、多少弱まっている、弱めている側面もあるのかもしれないけど、それでも海外へ大きな影響力を持っているのは分かっていたけど、本著に記述されている時代からすでに大きな影響力があって、凄い長いこと大国であり続けてるということ、そしてその詳細を再確認や新たなことを知ることができた。その中には日本についての話もあり、アメリカからみた日本、アメリカの歴史からみた日本という視点を持てるのもいいことかも。

アメリカ国内の話については、想像できてはいたものの、人種等の話も多かった。このような話は日本史ではあまりない話、日本ではアメリカほど問題が発生しないようことだから、アメリカの歴史を学ぶいいことの一つかも。

また、政治、経済の国内についての話もかなり詳細まで書かれている印象を受けた。あとがきに

20世紀アメリカを書き尽くすことなど到底ありえず、考察の大半を「何を書かずに済ますか」
とあったけど、著者のような専門家、あるいは専門家とまでいかなくてもアメリカの歴史、世界史に詳しい人には物足りない、詳細の記述がないと感じたりするのかもしれないけど、少なくとも私自身にとっては十分満足な一冊だった。むしろ、本著の内容でも幅広い範囲のことを知れてよかったと感じたり、難しいと感じる箇所も多かったりもしたし。

「二十世紀のアメリカの夢」について、

その成果をすべて、肯定的に捉えるには、現状はあまりにも厳しい。本書の結びを安易なハッピーエンドとして描けなかった所以である。
とあって、確かにその通りかも知れないけど、それでも少しずつより良くなっていると本著を読んで思えた。厳しい中にもいいことがある、その夢に近くのは困難なことで、近くことさえ難しいことなのにそれでも近づいていると思えば、いいことではあるのかなぁとも思えたり。

最初に記述した本著を読んでみる目的だった、歴史は繰り返すということに関して、今の状況と本著に書かれていた内容の一部が似ているように思えた箇所があったから、確かに歴史は繰り返すのかも。ただ、今後、未来の結果がその時と同じようなことになるのかは分からないけど。

ということで、本著でアメリカの歴史や、歴史は繰り返すっていうのは確かにそういう部分もあることを再認識できたし、また、トランプ大統領の誕生についての考察については、本著のシリーズのシリーズ4、ちなみに本著はシリーズ3、で考察があるみたいなので、機会を作って次作読んでみようかなぁと思った今日この頃。

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