2019年8月23日金曜日

読書環境

今日読んだ本、図説 地図とあらすじでわかる! 万葉集 〈新版〉 (青春新書インテリジェンス) (坂本 勝(監修)、青春出版社)の感想。

新しい時代、元号の令和の参考となった一つの万葉集について、せっかくの機会だから少し知ってみようと思って本著を読んでみることに。今まで、もちろん万葉集は知ってはいたものの、日本最古の歌集で、色々な人が詠んだ歌が書いてあるということくらいしか知らなかったから。せっかくなら万葉集そのものを読むのがいいのかもしれないけど、そこまでエネルギーを費やす気持ちにまではなってないから、気軽に読めそうな本著を選択。

内容は万葉集の中から著者が勧めたいものを抜粋して、それを現代の言葉に訳したり、ちょっとした解説、またタイトルに図説、地図とあったから、地図での解説がある感じかと想像。実際詠んでみるとそれだけではなかった。

まず、万葉集とは何かという解説があって、その歴史、時代背景、例えば権力争いみたいなものの解説、万葉集に出てくる歌人の話、そして抜粋した歌の話という内容。最初に書いたように万葉集そのものについてよく知らなかったし、最古の歌集という知識はあったものの、その年代、時代背景についてもよく知らなかったから、思っていた以上のことを知ることができてよかった。万葉集にに載っている歌の話だけではなく。 また、最後の歌の話の部分だけではなく、最初から最後までその内容に関する様々な歌の紹介もあったりして、常に万葉集を中心に話が進んでいく感じ。

だから、歌の話だけじゃちょっとつまらなそうと思う人でも楽しめそうな一冊、また、万葉集にある歌について色々知っているという人にも、その時代背景、歴史を知ることができて楽しむことができる一冊。

ということで、ほとんど知らなかった万葉集について、その色々な歌だけではなく、それ以外のことを歌と関連しながら知ることができて面白かったし、今までよりは万葉集に興味を持つことができたから、いつか本著に載ってなかった万葉集の中の歌も少し詠んでみるのもいいかなぁと思った今日この頃。

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