2019年7月20日土曜日

読書環境

今日読んだ本、絵で見てわかる量子コンピュータの仕組み (宇津木 健(著)、徳永 裕己(監修)、翔泳社)の感想。

量子コンピュータに興味があったから本著を読んでみることに。あと興味があったこともあってProgramming Quantum Computers: Essential Algorithms and Code Samplesを面白そうだなぁと思って勢いで予約していたこともあって、発売前に量子コンピューターの基礎について知っておきたいということもあったから。

内容について、タイトルに入門書と記述がないのに、絵で見てわかるとあったから入門書的な存在だと思い込んでたけど、ただの入門書ではなかった。入門書的な部分もあるけど、さらにそのちょっと先までという感じ。はじめにに、

一般向け解説と専門書/論文の間の位置付け
本書の構成に
それぞれの専門書への入り口を目指したため
と記述もあるように、想像してた普通の入門書、一般書ではないことが、予約してた本の前段階に読む本としてかえってよかった。

読み終えて感じたこととしては、量子コンピューターの解説書であるものの、量子力学の本としてもいいのではないかなぁということ。量子力学の一般向け解説書はたくさん見かけるけど、それではちょっと物足りないという人や、あるいは量子力学に入門的な専門書を読んでみたものの、いまいちよくわからない人が、寄り道する本として。量子力学が活用されてる一例である量子コンピューターの話からならイメージしやすいという可能性もあるし。もちろん一例といっても量子コンピューターにも色々あるみたいではあるけど。

量子コンピューターについて、想像してたことと違ったことは、量子コンピューターは形、今でいうパソコン、スマートフォン等みたいに形は違っても、基本的な仕組みは同じだと思ってたけど、そうではないということ。また、今のパソコンのCPUみたいに徐々にクロック周波数が高くなっていったり、省エネになっていったり、困難ではあるけどある意味一本道なのかと思っていたけど、そうではないということ。色々な企業、研究機関等が色々な道で様々な方法、手段で進んでるみたいで、また、目指す先も違うということもあるみたい。

具体的に、特に面白いなぁと感じた箇所としては、量子コンピューターを制御するのに古典コンピューターが必要だという話。古典コンピューターというのは、現在一般的に使われてるパソコン等のこと。面白いと思った理由は、新しいプログラミング言語を実装することと少し似てると感じたから。例えば今流行してるように感じるプログラミング言語Pythonの処理系の中の一つ、CPythonはCとあるように、Pythonより前から存在するC言語で書かれてること。

ただ、プログラミング言語の場合、実装がその言語自身で書かれてる言語もあったり。例えばGo言語とか。最初の実装、コンパイラーはC言語で書かれてたみたいだけど、現在の最新バージョンはGo言語で書かれてたり。また、先に例を示したPythonについても、PyPyっていう処理系はPython自身で書かれてたり。ということで、量子コンピューターも量子コンピューター自身で制御する日が来るのかなぁと想像してみたり。ハードウェアとソフトウェアはある意味全然違うから、そう簡単な話ではないかもしれないけど。

ということで、本著により量子コンピューターのことを知れたこともよかったし、まだProgramming Quantum Computersを読んでないから実際は分からないけど、おそらく目的だった予約してた本に役立ちそうなことも知ることができたし、Programming Quantum Computersを読むのがより楽しみになった今日この頃。

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