2019年5月21日火曜日

読書環境

今日読んだ本、ビジュアル ゲーム理論 (日経文庫) (渡辺 隆裕(著)、日本経済新聞出版社)の感想。

話に出てくる例が話が分かりやすく、ゲーム理論がどういうものか、楽しみながら読むことができた。なので、スラスラと読み進めることができた。ただし、数字等を検討する必要がある部分もあるから、そこはスラスラとではなく、ところどころ一旦止まって考える必要とかもあったり。ただ、それもそんなに難しい内容ではないから、楽しいことには変わりなかった。

楽しさとは関係なく、読み進めていくうちにふとした疑問も。実際に役立つのかどうかということ。分かりやすく例などで説明されている理論が、実社会、特に自分自身の身近なことで役立つか、あるいはその理論のようになっているかというと、そうでもない気がしてきた。例は分かりやすいけど、実際のデータではないからか、あるいは日常でゲーム理論を意識して考えて行動してないからかは分からないけど。

だから、実生活に役立たないかもというがっかり感を薄めるために、途中からはあくまで理論、思考遊び的な側面もあるという風に考えながら読むことに。そうしたら、疑問もそんなに気にならずに最後まで読み進めることができた。

そして、最後の方に実際に役に立つのかと疑問に思ったことへの回答が出てきた。その中でも特に170ページの

誰でも知っています。
というのでちょっとホッとしたり。自分自身がひねくれているわけではないことに一安心。

また、現代のゲーム理論の研究では、その疑問や課題を解消するために新しいゲーム理論の研究が行われているということで、それも楽しみだなぁとも感じた。ただ、本著を読んで満足して、自分自身でもさらにゲーム理論について調べてみたいというところまでにはならず。

ということで、役に立つか立たないかは別として、まずはしばらくの間、日常生活でゲーム理論に関係しそうなことがあったらちょっとは意識してみたり思い出したりしてみて、ゲーム理論にさらに興味が湧くかどうか試してみようかなぁと思った今日この頃。

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