2019年3月19日火曜日

読書環境

今日読んだ本、老人ホーム リアルな暮らし (祥伝社新書) (小嶋勝利(著)、祥伝社)の感想。

老人ホームの中の人、老人を受け入れる側の人から現在の老人ホーム状況、運営、経営等について知ることができてよかった。様々なことでちょっとしたズレがあるという印象を受けた。法制度と現場、受け入れる側と入る側、経営と現場、また、受け入れる側の中の現場の人の間での時間軸、世代、時代による感覚のズレ等。

ちょっとしたズレからでも前もって知っているのと知らないのとでは、そのズレが埋まるか開いていくか、全然違ってきそう。なので家族や親族、あるいは自分自身が老人ホームに入居する時に、本著を読んだことが役立てて、そのズレが無くなり、あるいは少なくとも無くなるように努力、理解することにより老人ホームでの生活が満足するものになればいいなぁと思った。

他には、老人ホームの具体的な1日についてもなるほどと思うことがあったりもした。これまで老人ホームの中の生活、働く人、そして働く人が行ってることは何となく思いつくようなことした知らなかったけど、入居する人、働く人が何時に何々するとか想像しやすかった。介護職が重労働、低賃金と言われるけど、これまでは具体的にどのような重労働なのかとかは想像でしかなかったのが、どういう労働なのかが分かってよかった。

また、著者の率直な主張、考えも興味深かった。何に対してかというと、上記に記述したことと繋がることも多く、介護職が重労働、低賃金と言われてることに対しての考えや、実際に働いている人はどんな人達か、あるいは経営と制度の問題について等。ただ、この箇所については著者の主観、体験によるものも多いから、一例として受け取り、全てを真に受けないようにする注意が必要。

あと、著者が老人ホームで働いてた時に遭遇した様々な老人達のエピソードも興味深かった。普段、そんなに多くの老人と接する機会があるわけではないから。老人ホームに入居してる人と接する機会はさらに少なかったり。その中でも特に為になったなぁと感じたのは認知症の人達の話。認知症といえば物忘れが酷くなっていく、あるいはニュースで報道される徘徊してしまう人などを想像してた。ただ、それ以外に日常生活で具体的にどうのような行動するのか等はあまり考えたことがなかったけど、いくつかのエピソードでそれを具体的に知ることができた。また、認知症の方にどのように接すればいいかも参考になった。もちろん実際に身近に認知症な方がいて接することになったら、医師と相談することが大切ではあるけど。

ということで、もし家族や親族、あるいは自分自身が老人ホームへの入居を検討することになったら、本著の内容を思い出し、しっかりと準備、心構えをして、少しでも問題なく、有意義な老人ホーム生活を送らせてあげる、送ることができればいいなぁと思った今日この頃。

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