2019年3月5日火曜日

読書環境

今日読んだ本、日本をどのような国にするか: 地球と世界の大問題 (岩波新書) (丹羽 宇一郎(著)、岩波書店)の感想。

題名に「日本をどのような国にするのか」、「地球と世界の大問題」とあるけど、そこまで大きく考えずに、今の日本の現状、今後どんな感じになっていくのか、そして地球と世界の現状や課題、それがどう解決されていくのか、といった風に置き換えて、受け身な感じだったり、小問題と考えた方が気軽に読むことができたり。やる気満々の人が読むには元の題名のままでもいいかもしれないけど、なんとなく読むにはちょっと説教くさく感じそうだから。気軽な感じで読めば、著者の丹羽宇一郎さんは真面目で熱い方だからそういう風な文体になってるのだと寛容な気持ちで圧迫感がなくなると思うので。

内容の振り分けはというと、最初と最後の部分は著者の主張等で、その間に各専門家へのインタビュー形式、対話形式の話がある感じ。なので、上記に書いた心構えは特に最初と最後の部分に役立ったり。

どのような話かというと、よく日常やニュース等で見かける話題が多く、その範囲も広かった。そしてその話題に一歩ではなく半歩踏み込んだ内容までという印象。狭く深くでも広く浅くでもなく、結構広く、ちょっと深くといった感じ。なので、ニュース等で気になったことがあっても専門的に調べる気にまではならないという方にちょうどいい一冊。あるいは、専門的なことまで知りたい、調べようと思う方は、木を見て森を見ずではないけど、日常やニュース等で見かけることを森とし、専門的なことを木とするなら、本書は林といった感で、専門書のように分厚い本でもないから、一読して半歩踏み込んでから、一歩踏み込むというのにも最適な一冊。

半歩踏み込んだ感じといったもう一つの理由としては、著者の主張の全てを真に受けて問題だと捉える必要もないかなぁと感じる箇所もあったから。例えば、食料自給率についての問題が述べられている部分について、カロリーベースで話が進んでいってるけど、カロリーベースを重視する人がいたり、生産額ベースを重視して、カロリーベースはあまり意味がないという考えの方もいたりするみたいなので。

本書全体で特に面白かったのは、途中の専門家とのインタビュー形式、対話形式の部分。この部分はそんなに専門的すぎず易しい話でありながら、もしかしたら半歩ではなく3分の2、あるいは4分の3くらい踏み込んだ内容だからかも。

ということで、最初に受け身な感じで読めばいいと書いたものの、せっかく本著を読んだことだし、気軽に無理なくできることは実践したりして、少しは著者のいう大問題の解決に役立つことができればいいなぁと思った今日この頃。

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