2018年1月15日月曜日

学習環境

数学読本〈6〉線形写像・1次変換/数論へのプレリュード/集合論へのプレリュード/εとδ/落ち穂拾い など(松坂 和夫(著)、岩波書店)の第22章(図形の変換の方法 - 線形写像・1次変換)、22.2(平面の1次変換)、1次変換の逆変換、問9.を取り組んでみる。


  1. p

    を平面上の任意のベクトルにする。

    このとき、ある k、 l が存在して、

    p = k u + l v

    となる。

    このベクトルの合成変換による像は、

    f f p = f f k u + l v = f k f u + l f v = f k v + l u = k f v + l f u = k u + l v = p

    よって、 この合成変換は恒等変換である。

    ゆえに、

    f - 1 = f

    が成り立つ。

    (証明終)

0 コメント:

コメントを投稿