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解析入門〈3〉(松坂 和夫(著)、岩波書店)の第12章(距離空間の位相)、12.1(位相の基礎的諸概念)、問題14.を取り組んでみる。
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必要条件であることについて。
a をメの任意の点、
を任意の正の数とする。
このとき、
は距離関数
の意味での開球だから、
の開集合である。
この開集合に対応する
の開集合をOとすると、
また、 ある正の数
が存在して、
よって、
の場合も同様して、ある正の数
が存在する。
よって、
とおけば、
が成り立つ。
十分条件であることについて。
O を 距離空間
の任意の開集合とする。
a をO の任意の点とする。
集合は開球の和集合として表されるので、1つの開球をとする。
仮定より、 ある
が存在して
よって、 Oは距離空間
の開集合である。
同様に、O を距離空間
の開集合とするとき、 O は距離空間
の開集合となる。
よって 2つの距離開放に関する2つの開集合は 1対1に対応するので一致する。
以上より、2つの距離関数が位相的に同値であるための必要十分条件である。(証明終)
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