2017年10月11日水曜日

学習環境

集合・位相入門 (松坂 和夫(著)、岩波書店)の第1章(集合と写像)、4(写像に関する諸概念)、問題3、4を取り組んでみる。


  1. xを集合Aの任意の元とする。

    x f 1 ( f( P ) ) f( x )f( P )

    y = f(x)とすると、Pのある元x1が存在して、f(x1) = y。

    fは単射なので、f(x) = f(x1) ならば x = x1となる。

    よって、xはPの元となり、次の包含関係が成り立つ。

    f 1 ( f( P ) )P

    よって、fが単射ならば、(4.5)で等号が成り立つ。


  2. yをBの任意の元とする。

    yf( P 1 )f( P 2 ) yf( P 1 )yf( P 2 ) xA x 1 P 1 1 x 2 P 2 [ f( x )=yf( x 1 )=yf( x 2 )=y ] xA x 1 P 1 1 x 2 P 2 [ y=f( x )=f( x 1 )=f( x 2 ) ] xA x 1 P 1 1 x 2 P 2 [ x= x 1 = x 2 f( x )=y ] xA[ x P 1 x P 2 f( x )=y ] xA[ x P 1 P 2 f( x )=y ] yf( P 1 P 2 )

    よって次の包含関係が成り立つ。

    f( P 1 )f( P 2 )f( P 1 P 2 )

    ゆえに、fが単射ならば、(4.3)で等号が成り立つ。

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