開発環境
- macOS Sierra - Apple (OS)
- Emacs (Text Editor)
- Python 3.6 (プログラミング言語)
本題とは関係ないけど「少なくとも」がややコンフリクトしている感がする面白い事例(譲歩する意味の「少なくとも」と数の多寡をいう「少なくとも」) https://t.co/XBoJLzmXo3
— 結城浩 (@hyuki) 2017年6月16日
「男なんて星の数ほどいる」と言うのと、「男なんて素数の数ほどいる」と言うのとでは、後者のほうが多いか、少なくとも同等なはずなのに、なぜか後者のほうが少なく感じる
— センケイ (@a33554432) 2017年6月15日
自然数と素数について、感覚的、数学的、間隔的な側面のから考えてみた。
とりあえず、星の数は(自然数(0、1、2、3、4、5、…)の個数(濃度)と同じと仮定。
星の数 素数の数
数学的に、入門でよく示される例も加えて、
- 自然数 偶数
- 自然数 奇数
- 自然数 素数
- …
数学的な個数(濃度)について、より厳密に知りたい場合は集合・位相入門等で。
ということで、星の数(自然数)と素数の個数の、無限の導入による感覚とのズレを感じる人についての話はここまでで終了。
ここからは、ツイートに「男なんて」とあることに注目。
そうすると、ただの個数(濃度)の比較だけではなく、実際に出会えるかどうかも重要になってくると考えられる。
星は夜空に等間隔に見えると仮定する。
すると、この星(0)がダメなら隣の星(1)、隣の星(1)がダメならその星(1)のさらに隣の星(2)…と見つけていくことができる。男に変換すれば、「この男(0)がダメなら隣の男(1)、隣の男(1)がダメならその男(1)のさらに隣の男(2)…」となる。
素数の場合も同様に考えてみる。2がダメなら3、3ダメなら3の次の素数の5…と見つけていくことになる。すると、だんだん見つけるのが大変になってくる。最終的(2016/1/7時点)には「2^74207281 − 1」の次の素数は存在することは分かっていても見つけることがまだできてない。男に変換すると、男(2)ダメなら男(3)、男(3)ダメなら男(3)の次の男(5)…と見つけていくことになる。…男(「2^74207281 − 1」)がダメならその次の男、と行きたいところだけど次の男がいることは分かっていてもなかなか出会えない。
ということで、
「男なんて星の数ほどいる」と言うのと、「男なんて素数の数ほどいる」と言うのとでは、後者のほうが多いか、少なくとも同等なはずなのに、なぜか後者のほうが少なく感じるを「男となんて星の数ほど出会える」、「男となんて素数の数ほど出会える」と少し言い換えれば、後者の方が少なく感じるという疑問が数学的にも解決されるのかなぁと思ったりした今日この頃。
おまけ: 小さめな素数の間隔。
コード(Emacs)
Python 3
#!/usr/bin/env python3 # -*- coding: utf-8 -*- from sympy import nextprime n1 = 2 n2 = n1 print(n1) for _ in range(100): n2 = nextprime(n1) print('間隔: {0}'.format(n2 - n1)) print(n2) n1 = n2
入出力結果(Terminal, IPython)
$ ./sample.py 2 間隔: 1 3 間隔: 2 5 間隔: 2 7 間隔: 4 11 間隔: 2 13 間隔: 4 17 間隔: 2 19 間隔: 4 23 間隔: 6 29 間隔: 2 31 間隔: 6 37 間隔: 4 41 間隔: 2 43 間隔: 4 47 間隔: 6 53 間隔: 6 59 間隔: 2 61 間隔: 6 67 間隔: 4 71 間隔: 2 73 間隔: 6 79 間隔: 4 83 間隔: 6 89 間隔: 8 97 間隔: 4 101 間隔: 2 103 間隔: 4 107 間隔: 2 109 間隔: 4 113 間隔: 14 127 間隔: 4 131 間隔: 6 137 間隔: 2 139 間隔: 10 149 間隔: 2 151 間隔: 6 157 間隔: 6 163 間隔: 4 167 間隔: 6 173 間隔: 6 179 間隔: 2 181 間隔: 10 191 間隔: 2 193 間隔: 4 197 間隔: 2 199 間隔: 12 211 間隔: 12 223 間隔: 4 227 間隔: 2 229 間隔: 4 233 間隔: 6 239 間隔: 2 241 間隔: 10 251 間隔: 6 257 間隔: 6 263 間隔: 6 269 間隔: 2 271 間隔: 6 277 間隔: 4 281 間隔: 2 283 間隔: 10 293 間隔: 14 307 間隔: 4 311 間隔: 2 313 間隔: 4 317 間隔: 14 331 間隔: 6 337 間隔: 10 347 間隔: 2 349 間隔: 4 353 間隔: 6 359 間隔: 8 367 間隔: 6 373 間隔: 6 379 間隔: 4 383 間隔: 6 389 間隔: 8 397 間隔: 4 401 間隔: 8 409 間隔: 10 419 間隔: 2 421 間隔: 10 431 間隔: 2 433 間隔: 6 439 間隔: 4 443 間隔: 6 449 間隔: 8 457 間隔: 4 461 間隔: 2 463 間隔: 4 467 間隔: 12 479 間隔: 8 487 間隔: 4 491 間隔: 8 499 間隔: 4 503 間隔: 6 509 間隔: 12 521 間隔: 2 523 間隔: 18 541 間隔: 6 547 $
0 コメント:
コメントを投稿