今日読んだ本と感想。
動物園・水族館の入場者数でトップを走り続けてきた上野動物園を抜いて、「沖縄美ら海水族館」が初めて日本一の座についたのは2008年のことだった。この年の入場者数は、上野動物園の290万人に対し、沖縄美ら海水族館は310万人を数えた。新たな展示手法が大きな話題となった北海道の旭山動物園は280万人だった。
沖縄美ら海水族館には、「世界一」と「世界初」が数多く揃っている。ひとことで言えば、これが高い"誘客力"に結び付いたのだろう。とはいえ、「世界一」や「世界初」を実現するのは簡単ではない。そのあたりを、詳しくお話ししていこう。
目次
- プロローグ――上野動物園を抜いて入場者日本一に
- 第1章 "世界一"と"世界初"の水族館
- 第2章 水族館と動物園は何が違うのか
- 第3章 水族館の舞台裏――水族館を支える人間たち
- 第4章 "飼育屋"修業時代
- 第5章 試行錯誤の日々
- 第6章 水族館も動物園も"悪行"
- エピローグ
沖縄美ら海水族館の名前は聞いたことがあったけど、どんなところか、何故人気があるのかはよく知らなかったので本書を読んでみることに。本書の題名から、美ら海水族館のことが中心に書かれているかと思ったけど、それのみではなく一般的な水族館についてや、水族館の裏側についてのことも多く書かれていた。(美ら海水族館のみについてよく知りたいという人には負担になる部分かも。)
なので、美ら海水族館のことはもちろん、水族館全般や、海の生物、あるいは動物園と水族館の違いなのについていろいろなことを知ることが出来て面白かった。もちろん、沖縄美ら海水族館の魅力も知ることが出来たのも良かった。
ただ、その美ら海水族館の「世界一」、「世界初」と、そこでしか観ること、感じることの出来ない魅力があるからというのは分かったけど、私自身はそれ以前に水族館にあまり行ったことがないので、水族館の中でも美ら海水族館にしかない魅力以前に、水族館でしか経験できない魅力をまず感じてみることが先かなあと思った。
ということで、まずは身近な、手軽に行けそうな近くにある水族館に行き、その魅力を感じてから、水族館、海の生物というものに興味が湧いてきたら、沖縄旅行でも計画してその中で沖縄美ら海水族館にも行ってみる(もちろんもの凄い興味が湧けば、沖縄美ら海水族館に行くためだけに沖縄に行きたくなったりするかも)のもいいかなあと思った今日この頃。
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