今日読んだ本と感想。
微積分の「勘所」を楽々マスター
微積分の基本を大胆にイメージ化し考え方のコツを伝授。
積分から微分へと進む画期的な構成、軽妙な解説と豊富な図解で、学校時代に丸暗記させられた公式や数式の「意味」がスッキリと理解できる!
目次
- 第1章 積分とはどういうことか
- 積分の存在意義 2つの思考実験 切り口を見よ ほか
- 第2章 微分とはどういうことか
- 微分の存在意義 さまざまな関数たち 微分は下心をもってせよ
- 第3章 微積分の可能性を探る
- 1800年目の真実 穴を埋める 曲がりなりにも ほか
私が今まで読んだ微分積分の本(といっても数は少ないかもしれないけど)で一番気軽で面白く、楽しく読み進めることができた。その理由として、紙と鉛筆無しで読み進めることが出来るというのが大きかった。ところどころに式やグラフが必要かなと感じる部分でも、本書内に分かりやすい式やグラフが載っているし、イメージしやすい図、絵も多かったし、考え方もイメージ中心の開設なので、頭の中だけで十分に完結できたので。一般的な微分積分の本(入門書)だと、どうしても途中で式や計算を紙と鉛筆で自分の手で書くことが必要で、その機械的な計算で一旦ストーリーから離れてしまうことになるけど、本書の場合はそれがなく、すらすら読み進めることができる。微分積分が好きではない、苦手だという人でも楽しく読み進めることができるんじゃないかな〜
イメージ中心で考えていくのは、微分積分だけに限らず、他の数学の分野でも今後活かすことができそうだなあと感じてワクワクしてきた。
ただ、本書でちょっと残念だなあと思ったのが、登場人物として描かれている女性と博士の絵だった。いまいち親しみをもてる絵ではなかった。(微分積分とは直接関係ないし、個人の趣味によるものだから重要なことではないかもしれないけど。)
ということで、本書のおかげで、今まで好きで楽しんでた微分積分について、より本質を知ることができたり、新しい考え方が出来るようになり、今まで以上に楽しめるようになって、これから微分積分を学習するのがさらにワクワクしてきた今日この頃。
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