今日読んだ本と感想。
ありふれた炭素がサッカーボール型の球になる!?
1985年、炭素原子60個がサッカーボールそっくりの美しい球状構造をつくるC60分子が偶然に発見された。後にノーベル化学賞受賞につながる発見のニュースは世界を驚かせ、研究のラッシュを引き起こした-ありふれた炭素が究極ともいえるシンメトリー構造をつくるのはナゼか、類似のものがあるのか、何かに使えるのではないか?現在は「フラーレン」と呼ばれる、この科学的ロマンに満ちた謎の多い物質は、意外なことに私たちの身近にある黒い墨や煤の中にも存在する。炭素が持つ多面的な姿にふれながら、C60をはじめとするフラーレンの最新像を紹介する。
目次
- 第1部 フラーレンの発見
- 第1章 新しい炭素分子C60発見の衝撃
- 第2章 フラーレンの予言者は日本人
- 第2部 五色の炭素――フラーレンから木炭まで
- 第1章 赤い炭素
- 第2章 黄色い炭素
- 第3章 青い炭素
- 第4章 白い炭素
- 第5章 黒い炭素
- 第3部 フラーレンと炭素の仲間たち
- 第1章 フラーレンはどのようにできるのか?
- 第2章 “サッカーボール”の仲間たち
- 第3章 夢があるフラーレンの応用
- 第4章 ダイヤモンド
- 第5章 グラファンドとカルビン
- 第6章 炭素繊維
- 第7章 アモルファスな炭素
サッカーボール型分子というタイトルに面白そう!と興味を惹かれて本書を入手して読んでみることに。
その発見とかに日本人が関わっていることを知りちょっと嬉しい気分になった。他にも、どんなことでも、もう既に分かり蹴ったと思いこんでることでもそうではない、違う側面がある、違う見方があると考えることは、化学、科学に関わらずに重要なことだなあと考えさせられた。
ただ、本書の本題の化学、分子についての専門的なことにはついていけないことも多々あったり。。(それでも、化学、分子、原子等の本をだいぶこれまでいろいろ読んで来たので自分自身の化学力、知識と教養は進歩してきてるかなあと実感はできた。)
ということで、もっともっと化学に親しんで楽しむために、今後も化学の本もどんどん読んでいこうと思った今日この頃。
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