2012年7月11日水曜日

今日読んだ本と感想。

内容紹介

暮らしと放射線の意外なかかわり

レントゲン教授が放射線を発見して百余年。日本での放射線利用は9兆円の経済規模に達している。空港の手荷物検査にはじまり、半導体加工などの産業利用、医療器具の滅菌、診断と治療、食物の品種改良、ジャガイモの発芽防止など、私たちの身近で使われている放射線のメリットとデメリットをやさしく解説。放射線利用の入門書。

あなたは「放射線」について、どこまで知っていますか?
●ゴーヤの害虫を放射線で不妊化して駆除
●ジャガイモに照射して発芽を阻止
●ラジアルタイヤを強くする
●銀座の歩道は放射線レベルが高い
●輸血用の血液は放射線で滅菌されている
●ラジウム温泉には放射性物質が含まれている
●放射線で環境汚染物質を分解

目次

第1章 身のまわりの放射線
第2章 放射線の基礎をおさえる
第3章 放射線でつくる、加工する
第4章 放射線で「みる」「測る」
第5章 食べものと放射線
第6章 医療と放射線

東日本大震災による福島の原子力発電所の事故で、多くの人が多かれ少なかれ恐怖を感じたと思う。そういう人は読んで損はない1冊。

特にテレビや新聞などのニュースで、「放射性物質」、「放射能」、「放射線」という言葉が飛び交い、その用語自身、ものに恐怖を感じてしまうようになった人には最適な1冊。

知らぬが仏ということもあるけど、知ってしまって、ただ漠然と「放射性物質」、「放射能」、「放射線」という用語に恐怖をかんじているなら、本書は少なくともその用語、言葉、存在に対する恐怖は解消してくれる。さらには恐怖どころか有り難いものだと感じることさえもできる。

ということで、知らぬが仏もいいけど、もし知ってしまったことは、何が正しいのか、正確にはどういうことなのか、冷静になって知ろうとすることも大切だなあを思った今日この頃。

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